文化的商売に根差した日本のハロウィン

年に一度のビックイベント、ハロウィン、今年も終わってしまいましたね。皆さん仮装はしましたか?パーティーには参加しましたか?中には池袋で派手に楽しんだ人もいるかもしれません。あるいは家族でゆったりと過ごした人もいるかもしれません。

ところで皆さん、ハロウィンって一体なんでしょうか。どういう文化なんでしょうか。仮装してカボチャのランタンを作って、"Trick or Treat!"って言ってお菓子もらって…

「なんで仮装するの?」「カボチャのランタンになんの意味があるの?」「"Trick or Treat"って単なる脅迫じゃない??」

とかって疑問が浮かんでしまった人はぜひハロウィンの歴史や意義を調べてみてください。ハロウィーンガイドというサイトがかなりまとまっていて読みやすいので、こちらも参考にされるといいでしょう。

さて今回の記事では、ハロウィンの起源ではなく、日本におけるハロウィンです。実は昨日、国内最大級とも言われる川崎のハロウィンイベント会場に行ってみました。そこで思ったことを書いていきます。

まず一番最初に気になったことは、10/31ハロウィン当日のはずが、そこまで盛り上がりに欠けていたということです。流石に日本の最大規模というだけはあって、夕方には本格的な仮装をした人々が通りを歩き回っていて、ハロウィンらしい雰囲気は楽しめましたが。ハロウィンイベントのパンフレットを見てびっくりしたことは、ハロウィンのイベントの大きなピークが10/31ではなく、10/29,30の方にあったということです。このからくりはどういうことでしょうか。

答えは簡単です。10/29,30が土日だったということです。これが何を意味しているか。つまりハロウィンとは商売の道具であり、ハロウィンの意義とかにそれほど意味はないということです。ハロウィンの文化に適合しているか、それは大して判断基準にはならず、いかに多くの顧客を動員できるか、いかにイベントを盛り上げることができるか、そうした商売的な側面にのみフォーカスしているということです。よく思い返してみれば、10月初旬くらいから突然カボチャのランタンを街中で見かけるようになり、サーティーワンではハロウィン限定の派手なアイスクリームが販売されていました。これはまさにハロウィンが文化ではなく、商売戦略として利用されているという背景があるでしょう。

一年間を思い返してみれば、クリスマスやバレンタインデーなど、外国の文化が形だけ真似して根付いている文化は多いような気がします。そしてどちらも日本の産業界と、そして国全体は大きく盛り上がっているのです。日本人の集団効果を利用して、メディアや宣伝を駆使し、毎年恒例の一大イベントにまでなったのです。

私は数年前までは、日本人は歴史も意義も何も知らないのに、何をあんなにバカ騒ぎして、と思っていたこともありましたが、これは日本の文化であり、ある意味で強さであるかもしれません。
真似をすることで新たな価値を生み出していく、そういう日本が古くから培ってきた伝統がハロウィンにおいても新たな文化を形成しようとしています。商売の規模を拡大させることで、それ自体を文化として昇華するということです。

さらに川崎のハロウィンイベントを見て感じたことは、コミュニティが一体となってハロウィンイベントを後押ししているということです。川崎の駅周辺の多くの店がハロウィンのイベントに参加し、お客は3軒店をはしごして各店で店舗印を集めると、抽選会に参加できるというものでした。抽選会の賞品は海外旅行ペアチケットや、「悪魔の蔵ワイン」などかなり豪華でした。こうしてコミュニティ単位でイベントを盛り上げることで、さらに日本の文化としてのよそおいを強めていくのです。

そして先ほどNHKから発信されたニュース「ハロウィーンの市場規模拡大 バレンタインデーに匹敵か」によれば、今年の「ハロウィーン関連の商品やサービスの市場規模は、去年より10%増えて1345億円に上ると予測」されているそうです。年々規模を増していくハロウィンの今後の発展が楽しみですね。
広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中